新型コロナウイルスのパンデミックが起きた2020年から、WWEは2年連続でプロレス界最大のビッグイベント「レッスルマニア」を2日間の日程で開催してきました。
パンデミックの初期に開催された2020年のレッスルマニア36はWWEパフォーマンスセンターで無観客開催となり、ワクチン接種が進む中で開催された2021年のレッスルマニア37は大会場で入場制限を敷き、2日あわせて約5万人のファンを動員しました。
コロナを巡る状況は決して楽観視することができないため、来年の春頃の状況を予測するのは困難です。WWEとAEWは2021年7月に全米ツアーを再開したものの、各地でデルタ株が猛威を振るい、各都市が独自の対策を打ち出す中での感染症対策に苦労しています。
しかし、予定を立てて物事を前に進めていかなければなりません。2022年のレッスルマニア38は現地時間4月3日にテキサス州アーリントンのAT&Tスタジアムで開催されることが予定されています。しかし、Fightfulは今週水曜日に「2022年も引き続き2夜連続開催にするという計画が進んでいる」と報じました。
ただ、レスリング・オブザーバーの最新情報によれば、2夜連続開催についての議論はあるものの、決定までは至っていないそうです。
もし2夜連続開催と入場制限なしでの開催がともに実現すれば、レッスルマニア38は史上初めて満員の観客の前で開催される2夜連続開催のレッスルマニアとなります。満員の観客を動員した2019年のレッスルマニア35は開催地ニュージャージー州に約175億円の経済効果を生み出したとされていますから……プレ・コロナ時代との単純比較はできないでしょうが、テキサス州への経済効果は莫大なものになるでしょうね。
(Fightful, Wrestling Observer, Wrestling Inc)