最近、2021年度版のPWI 500を巡って2人のレスラーが言い争いをしていました。
PWI 500は、アメリカのプロレス雑誌「Pro Wrestling Illustrated」が毎年公開しているレスラーのランキングです。その名の通り、1位から500位までランク付けされており、以下の判断基準が設けられています。
- 勝敗
- 技術力
- 影響力
- トップレベルの対戦相手との成績
- 多種多様な対戦相手との成績
- アクティビティ
2021年度版の1位はAEWのケニー・オメガ。2020年12月に戴冠したAEW世界王座を現在まで防衛し続けており、インパクト・レスリングやAAAのベルトもコレクションしていたという実績が評価されました。
そして、新日本プロレスのウィル・オスプレイが7位にランクイン。UNITED EMPIREのリーダーとして暴れまわり、IWGP世界ヘビー級王座の2代目王者にもなりました。
言い争いをしていたのはこの2人です。ケニーがコロナ禍で苦しむ新日本プロレスを含めてオスプレイを挑発したり、オスプレイがケニーとの過去のやり取りを引き合いに出して新日本の業績を誇り、「禁断の扉を開けて話し合おう」と挑戦状を叩きつけたり……。
Last chat we had was “you need to be the guy”
Since then you left we sold out MSG, sold more tickets at the Tokyo dome than ever before, and put on banger after banger.
A pandemic put the breaks on & you know it.
Open that door, let’s have this conversation https://t.co/vOIpsUktdt
— ᵂⁱˡˡ ᴼˢᵖʳᵉᵃʸ • ウィル・オスプレイ (@WillOspreay) September 8, 2021
ケニーが新日本を去る時、団体の海外進出とガイジンとしての誇りを託したのはオスプレイとジェイ・ホワイトでした。オスプレイのツイートの1行目はそのことを指しています。コロナ禍ということもあってなかなか日本での活動ができていないものの、2人は新日本に欠かせない存在になりました。時は来た…のかもしれません。
レスリング・オブザーバーによれば、ケニーは2人との対戦を希望しているそうです。具体的な計画はまだないものの、少なくともケニーとオスプレイがリング上で交わることを望んでいるのは間違いありません。実現するとしたらAEWのリングになってしまうでしょうが、状況が状況なだけに仕方ないですね。
(Wrestling Observer, SESCOOPS, Wrestling Inc)