2021年4月にダニエル・ブライアンがWWEとの契約を満了した後、WWEは新日本プロレスと交渉し、ブライアンの新日本参戦について議論していたと報じられています。
新日本プロレスとWWEの交渉は、ダニエル・ブライアンに関する話が中心だったと報じられる
レスリング・オブザーバーが報じた「新日本プロレスとWWEの提携に向けた交渉」。プロレスファンの間で大きな話題になりました。 PWInsiderは、取材を通してこの件の最新情報を報じ...
ブライアンはWWE在籍時から他団体参戦を希望していました。日本とメキシコでの活動、その中でも新日本参戦を特に望んでいたとされ、WWEはその意向をくむ形で新日本と話し合いの席を持ったのです。そこまでしてでも残留させたいと思うほど、団体にとって彼の存在は重要なものでした。
しかし、WWEと新日本の交渉はうまくいかず、その一方で新日本はAEWとの関係を強化していきました。ブライアンはプロレス界全体へのメリットを考え、WWEではなくAEWとの契約を選びましたが、決断した理由の1つにAEWと新日本の関係があったとされています。なんだか、新日本との提携がレスラーたちにとってのメリットの1つとして機能していた頃のROHみたいな感じですね。ジェフ・コブは新日本での活動を希望していたからROHと契約した、みたいな。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、WWEのビンス・マクマホンはブライアンに対し「新日本のG1 CLIMAXへの出場許可」を交渉条件の1つとして提示していたそうです。ちなみに、この条件を提示したにもかかわらず、ビンスはG1が何なのかを理解していなかった可能性が高いそうです……。
WWEとAEWがブライアンに対して提示したオファーの内容はほぼ同じだったとされています。AEWがG1への出場許可を出しているかはわかりませんが、ブライアンにとっては重要なオプションでしょう。
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