2021年はNXTのトップ選手たちがWWEとの契約満了を迎えています。アダム・コールは7月、ピート・ダンは8月、ジョニー・ガルガノは12月。コールはAEWに移籍し、ダンは再契約に合意しました。
トップ選手たちとの契約が終わるタイミングが重なっているのは偶然ではなく、理由があるようです。
2019年9月、NXTはWWE Networkでの配信番組からケーブルテレビ局USA Networkでの生放送に移行しました。Fightfulによれば、この頃のWWEはすべてのブランドで大規模な再契約モードに入っており、多くの選手たちが契約を更新していました。NXTのトップ選手たちにも再契約のオファーが来ていたそうです。
WWEとしては、トップ層と長期契約を結びたかったようですが、オファーの内容は金銭面で「これは魅力的ではない」と思われてしまうようなものだったとのこと。コール、ダン、ガルガノは再契約に合意しなかったため、契約切れのタイミングが今年に重なったのだそうです。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーが2021年2月に語ったところでは、NXT所属選手たちの年俸は10万ドル台前半で、トップ層は13〜15万ドル。具体的な数字は定かではありませんが、当時NXTに所属していたフィン・ベイラーはもっともらっていたとのこと。また、2020年1月に「紫雷イオが退団するかもしれない」という噂が流れた時、彼女の収入はNXT移籍後よりもSTARDOM時代の方が高かったと報じられていました。
WWEはガルガノとの再契約を希望しており、秋には交渉が始まるとされています。
(Fightful, Wrestling Inc)
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