日本では毎週土曜日のFITE TVで朝に配信されているAEWのウィークリー番組「Rampage」。Dynamiteとは異なり、放送時間が1時間の番組です。
この番組の放送開始にあたり、内容に関するアイデアがいくつか出ていたようです。社長のトニー・カーンは、「WWE Backstage風のコーナーをやってくれないか」というテレビ局側からの依頼を断っていたそうです。
WWE Backstageは2019年から放送が始まったWWEのスタジオ番組。放送局だったFOXは「サッカーの専門家の分析を紹介する番組みたいなもの」だと認識していて、現役選手たちもゲスト出演しました。
トニーはなぜ依頼を断ったのでしょうか?トニーはインタビューで次のように語っています。
WWE Backstageはまったく良いと思わない。ダメなフォーマットだったよ。AEWでもああいう内容を提案されたことがあったけど、断った。プロレスファンが見たがるようなものじゃないと思ってね。
CMパンクの試合を見たい。クリスチャン・ケイジの試合を見たい。俺にとっては試合が一番の楽しみだ。レスラーがプロレスについて語るのを見聞きするのは大好きだよ。誤解してほしくはないんだけど、Backstageはストリーミング・サービスで配信する番組としてはよかったと思う。ただ、俺のTVフランチャイズでプロレストークの番組をやるかどうかと言われると…って感じかな。少なくとも、Backstageのような内容はやらないね。
「Rampageの一部として、ああいう感じのことをやってくれないか」と提案されたことがあるんだけど、「いや、試合の番組にする」と言って断った。トークをするにしても、別のフォーマットでやりたかったんだ。それがマーク・ヘンリーのインタビュー・パートなんだよね。試合前に話をしてもらうほうがいい。ちょっとひねったフォーマットだけど、「さあ、1週間のプロレスを振り返ろう」と言って茶飲み話をするわけじゃない。Backstageはテレビ番組としてはダメだったと思う。
プヲタがプヲタのことを考えて団体を運営しているのが伝わってきますね。個人的にはBackstageみたいな番組も好きですけど、ああいうのはあくまでサブコンテンツだということなのでしょうか。
(Fightful)