6月9日に開催された新日本プロレス”Dominion”。メインイベントはオカダ・カズチカとクリス・ジェリコによるIWGPヘビー級王座戦でした。
試合は充実した内容でしたが、丸め込みでオカダが勝利。不意をつかれて敗北を喫したジェリコは怒り狂い、イス攻撃でオカダをグロッキー状態に追い込みます。そして、試合中に立てられ、放置されていた机に向かってオカダをパワーボムしようとすると、解説席の棚橋弘至がそれを阻止!ジェリコはマイクで棚橋を「バカハシ!」と煽り、今後のストーリーを匂わせつつ会場を去りました。
怒り心頭の棚橋は、マイクパフォーマンスができる状態ではなかったオカダの肩を担いで控室に連れて行き、締めのマイクなしで興行が終了。阿部リングアナの帰宅を促すアナウンスが流れると、会場からブーイングが飛びました。中には「金返せ!」と声を荒げるファンも。
会場でブーイングが飛び交う様子を目撃していた外国人ファンが、次のツイートを投稿。
Hmmm…. a few Japanese fans around my area yelling for their money back after the main event. Very loud booing when the crowd announcer confirmed the show was finished….. Very different atmosphere to the rest of the show…… #NJDominion
— Fraser Japan (@fraserjapan) June 9, 2019
うーん……私の席の近くにいた数人の日本人ファンはメインイベントのあとで「金返せ!」と叫んでたな。ショーが終わったというアナウンスが流れた時、大きなブーイングが飛んだ。他の興行とはぜんぜん違う雰囲気だったよ。
このツイートを読んだジェリコがリアクションしました。
Amazing what happens when a heel gets heat huh? https://t.co/D8hdeQZxsF
— Chris Jericho (@IAmJericho) June 9, 2019
ヒールがヒートを買ったときの素晴らしいリアクションだろ?なあ?(意訳)
ヒールとしての仕事を成し遂げた、というジェリコのプライドが伺えますね。試合内容は良かったわけですし、今後のいろんな可能性を感じさせる良いバッドエンドだったと思います。
このストーリーが始まったことで、ジェリコが今後も新日本に出場することがはっきりしました。AEWと新日本の関係も気になるところです。