Rampageの最新回で行われるはずだったアンドラーデ追放マッチ。
Dark Order”10″との試合に彼が敗れれば団体から追放される。この試合に向けてTwitterでレスラーたちが様々な意見を発信し、トニー・カーン社長自身もアンドラーデを煽った。お膳立てはしっかりとできていたはずですが、残念ながら収録前にアンドラーデとサミー・ゲバラが喧嘩をしてしまったことで試合は中止になりました。
何ともいえない中止までの流れ。そもそも、この試合が組まれたのはなぜだったのでしょうか?
もともと、アンドラーデがAEWでの活動に不満を持っていることはよく知られたことでした。特に、HHHがクリエイティブの責任者に就任した後のWWEが一部のAEWロースターに声をかけたという報道があった後、「アンドラーデがAEWを退団してWWEに戻るのではないか、という噂が再燃した」という経緯もあります。彼自身もSNS上で不満をこぼしていました。
レスリング・オブザーバーによれば、AEWとアンドラーデの双方が「アンドラーデの退団志望」を宣伝に活かしたいと考えており、団体側がそれを実現させるべく彼とテンの試合を組んだそうです。長い抗争を狙っていたものではなく、あくまでファンの間で「アンドラーデは退団したがっている」という憶測が広まっている状態で試合をしなければならない、今週の番組で絶対にやらなければならない、という考えがあったとのこと。
収録前日にTwitterでモメていたゲバラとの喧嘩を起こしたアンドラーデ。先に手を出したのは彼の方で、彼は団体から解雇されようとしているとも指摘されています。彼の退団志望は違う形で大きな話題となりましたが、あまり問題を起こしすぎると行き場がなくなってしまうかもしれないので、そこは心配ですね。
(Wrestling Observer, Cultaholic)