2019年に旗揚げしたAEWは、設立に深く関与したThe Eliteのメンバーたち(コーディ・ローデス、ヤング・バックス、ケニー・オメガ)がいきなり団体の中心として大活躍するのではなく、元WWEのビッグスターだったクリス・ジェリコを中心とした体制でウィークリー番組Dynamiteの制作をスタートさせました。
AEW世界王座の初代チャンピオンになった彼は各方面で大暴れ。その彼を破り、2代目王者となったのは、同じく元WWEのジョン・モクスリー。彼もまたDynamiteに欠かせないスターとして売り出され、設立当初から団体のエースになると予想されていたケニーよりも先に団体最高峰のタイトルを獲得しました。
高い知名度を持つ元WWEのスターがAEWを引っ張り、ケニーやハングマン・ペイジらがタイトルを獲得する筋道を立て、団体全体の盛り上がりに大きく貢献したのです。素晴らしいパフォーマンスを連発したモクスリーはWWE時代よりもレスラーとしての格を上げることに成功し、AEWの顔として堂々たる活躍ぶりを見せてくれています。
今日、AEWは彼と5年の契約延長で合意したことを発表しました。2027年まで、彼はAEWのレスラーとして活動していくことになります。AEWが発表したプレスリリースによれば、彼はAEWだけではなく、新日本プロレスなどの国際的な提携団体にも独占的に出場することができます。引き続き新日本の一員としても頑張ってくれそうです。
契約延長について、彼は次のようにコメントしています。
俺は、AEWという団体とそのファンのスピリッツが大好きなんだ。プロフェッショナル・レスリングというスポーツに対してみんなが持っている情熱を大切にし、AEWからベストな存在になるよう、心・体・精神のすべてを捧げるよ。
(Fightful)