WWEに所属する選手たちは、契約に途中退団時の競業回避義務が盛り込まれています。
NXTロースターは30日間、メインロースターには90日間の義務期間があり、この間は他団体との契約はできず、仕事が制限される代わりにWWEから給料が支払われ続けます。WWEにとって、これは退団した選手がすぐに他団体へ参戦して話題を掻っ攫われないようにするリスクマネジメントの1つです。
しかし、報道によれば、AEWとレスラーたちの契約には基本的に競業回避義務がないそうです。もっとも、AEWのトニー・カーン社長はジミー・ハヴォットのような例外を除いてレスラーを契約途中で手放さない方針をとっているため、そもそも義務があったとしてもそれに影響を受けるレスラーは滅多にいないでしょう。
ただ、例外はあり得ます。2022年9月のPPV「ALL OUT」終了後のバックステージでケニー・オメガ&ヤング・バックスと大喧嘩したCMパンクがAEWからの退団を噂されていた頃、もし彼の契約途中での退団が実現すれば一定期間WWEへ参戦できないという条件がつけられるだろう、と報じられていました。こうしたケースでは、AEWとしてもしっかりと動かなければなりません。
(Fightful, Cultaholic)
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