2023年1月、ビンス・マクマホンが復帰したことでWWEの団体売却の準備が急速に進みました。
4月には、UFCの親会社エンデバー社がWWEを買収することが発表され、WWEとUFCは将来的に1つの会社に統合されることになりました。WWEを買収する企業・組織の候補には、コムキャスト(NBCユニバーサル)やディズニー、Amazon、サウジアラビア政府系ファンドPIF、そしてAEWを所有する大富豪カーン一族などの名前が上がっていました。
報道によれば、WWEが提出した財務諸表などの資料には、WWEが団体売却プロセスの中で60の潜在的な取引相手と接触していたことが記されているそうです。このうち20の取引相手との間に守秘義務契約が結ばれているとのこと。また、UFCとの統合によって生まれる新会社の仮名称は「New Whale Inc」で、統合の完了と同時に変更される見込みなのだそうです。
エンデバー社による買収が発表されるまでの間に「特に有力な買収候補」として名前が上がっていたのはコムキャストとPIFでした。前者はWWEニック・カーンCEOが有力候補として名前を挙げ続け、後者は「買収が成立した」という誤報もありました。PIFによる買収は団体のクリエイティブに与える影響の大きさが懸念されていたので、UFCの買収、そして成功という実績を持つエンデバー社による買収はポジティブなこととして一般的に認識されています。
(Fightful)
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