ここ最近、WWEでタイトルについての変更がいくつか見られます。
ローマン・レインズが統一王座を長期保持していることによるWWE世界ヘビー級王座の新設。SmackDown所属のアスカがRAW女子王座を保持していることからWWE女子王座へ名称変更。WWE女子タッグ王座と NXT女子タッグ王座の統一。いろいろと混乱してしまいそうですが、団体内部では「ある用語」を巡って混乱や不満が起きているそうです。
Fightfulによれば、混乱の原因になっているのは「undisputed」という言葉。「誰もが認める、疑いの余地のない」という意味ですが、プロレス界では1人のレスラーが複数のタイトルを保持したり、統一してそのタイトルの価値が団体最高峰になることでこの言葉が使われることがあります。
レインズの統一王座はundisputed titleと呼ばれています。しかし、世界ヘビー級王座が新設されたことにより、世界タイトルが他にもあるにもかかわらず「undisputed」と呼ば続けることには矛盾があります。また、リア・リプリーがRAW女子王座と同格のSmackDown女子王座を保持しているにも関わらず、アスカのWWE女子王座のタイトルベルトには「undisputed champion」と記されているのです。これもまた矛盾です。
とあるWWE上層部もこの状況が混乱を招いていることは把握しているそうですが、なぜ「undisputed」の扱いがこのようになっているのかはわからず、誰かが問題を指摘しても退けられてしまっているのだとか。
WWEタッグ王座もundisputedですし、undisputedなタイトルやチャンピオンだらけのUndisputed Eraに突入していますね。
(Fightful, WrestlingNews.co)