2023年4月以降、リモートで番組制作に参加しているビンス・マクマホン。
2022年7月にスキャンダルなどを理由に引退を宣言した彼は、HHHにクリエイティブの責任者の座を引き継ぎ、以降影を潜めていました。
しかし、2023年4月にUFCの親会社エンデバーによるWWE買収が発表され、UFCとWWEの合併や、新会社でビンスがトップに就任することが明らかになると、彼は再びクリエイティブに対して強い影響力を持つようになりました。
彼は番組の放送開始直前にいくつもの計画を変更するのが特徴ですが、HHHの方針や、HHHが作ったストーリーやアングルを無視してセグメントや試合を追加・変更したとしても、誰もビンスに文句を言えません。WWEはマクマホン一家のファミリービジネスです。
先週、ビンスはRAWとSmackDownの計画を大幅に変更し、現場は混乱しました。レスリング・オブザーバーによれば、ビンスの「番組放送開始直前で計画を変更する癖」に現場がストレスを抱えており、この癖を辞めさせる方法を探しているのだとか。あるスタッフは、「数日前に変更するならいいが、当日は勘弁してほしい」と言っているそうです。
WWEは長年このやり方で成長してきたわけですし、何よりビンスの存在は絶対的なものですから、現場が不満だったとしても何かが変わるかどうかは怪しいところ。ただ、HHHが単独で現場を仕切っていた頃はこういったことはなかったわけで、その頃の感覚を味わってしまっただけに現状へのストレスが大きくなる、ということはあるかもしれません。
ちなみに、今週のRAWはビンスの手があちこちに入った内容とのことです。
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