若手レスラーが他団体に長期遠征して経験を積む、というのは理想的なキャリアの歩み方の1つです。
新日本プロレスでは、ヤングライオンが海外に長期遠征して様々な団体やレスラーとの戦いを経験し、今後の方向性を固めて新日本に復帰する、というキャリアパスがあります。オカダ・カズチカのように、海外遠征中の待遇が悪かったとしても、そのことが後々何らかのストーリーに絡んでくることもあります。世界中のレスラーとの人脈を築くことによってキャリアが開けていくということも、海外遠征の魅力です。
そんな新日本と提携関係にあり、先日は合同興行Forbidden Doorを開催したAEWは、基本的に所属レスラーたちと独占契約を結ぶケースが多いですし、週に3つのテレビ番組を製作するにあたって若手の手を借りたい場面も少なからずあるという事情から、他団体への長期参戦はハードルが高い、というのが実情です。
新日本の海外戦略に欠かせない存在のロッキー・ロメロは、AEWの若手レスラーが新日本へ遠征し、経験を積むことを歓迎しています。AEW Unrestrictedに出演した際、彼は次のように語りました。
もっとたくさんのAEWレスラーが新日本にやってくることができればいいよね。特に若手たち。日本に来て、新日本のリングに上がり、評判を上げて帰る、っていうさ。新日本では、若手を遠征させることがある。新日本が他団体の若手を受け入れることだってできると思うんだ。
新日本での活動にあこがれているレスラーは少なくありませんし、若手のうちに新日本での経験を積むことができれば、彼らのキャリアにおいて大きな財産になります。すぐにでも人気が出そうなレスラーもいますよね。リー・モリアーティとか。
あわせて読みたい
【新日本プロレス】カイル・フレッチャーがウィル・オスプレイのケニー・オメガ戦での勝利にコメント。「彼のレベルに近づきたい」
現地6月25日に開催されたAEWと新日本プロレスの合同興行Forbidden Doorの中でも、ウィル・オスプレイとケニー・オメガによるIWGP USヘビー級王座戦は特にファンから...
【新日本プロレス】ウィル・オスプレイとケニー・オメガの激闘。試合中のカナダ国旗をめぐるやり取りは一体何だったのか?
AEWと新日本プロレスの合同興行Forbidden Doorで行われたウィル・オスプレイとケニー・オメガのIWGP USヘビー級王座戦。 2023年1月の新日本「レッスルキングダム...