2023年のレッスルマニア39で対戦したオースチン・セオリーとジョン・シナ。長年に渡ってWWEの顔として活躍してきたシナと、団体内部で「次世代のジョン・シナ」と高く評価される若いセオリーの対戦は大きな話題になりました。
セオリーにとっては3度目のレッスルマニア。US王座チャンピオンの彼にとって、タイトルホルダーとしての参戦は初めてでした。それがシナを相手にした防衛戦。しかも第1試合というアメリカのショーでは特に重要なカード順だったわけですから、プレッシャーは相当なものだったでしょう。
出演したPodcast番組の中で、彼はシナとの戦いについて質問され、次のように答えました。シナから伝えられたアドバイスが大きな助けになったようです。
俺の過去を知っているファンのみんなは、俺にとってのジョン・シナはWWEスーパースターになるためのモチベーションであり、インスピレーションだったことは知ってるだろう。最終的に、彼とリング上で対戦するチャンスを得ることができた。ロサンゼルスにいる俺の家族全員の前で、ジョン・シナと試合できるなんて。こんなに素晴らしいことがあるだろうか?
シナは、俺にこう言ってくれた。「今日を楽しめ。この瞬間を楽しめ」って。文字通り、あの日はまったくストレスを感じなかったんだ。緊張もしなかった。すべては俺があの瞬間を迎えるため、そしてパフォーマンスをするために準備してくれたものだと、感じた。
クールなことだったよ。ジョンは、「みんなも言ってることだけど、これは真実だ。失敗を恐れず、自分に賭けて、やり遂げろ」と言ってた。多くの場合、失敗を恐れることは俺たちの足かせになる。あれやこれやと心配してしまい、自分を見失うんだ。自分のことを信じていたとしても、誰かの意見が気になってしまい、それが悪影響を及ぼすこともある。
失敗を恐れないことがいちばん重要なんだ。浮き沈みの繰り返しだとしても、前へ前へと突き進まなければならない。