プロレスと怪我は、切っても切り離せない関係にあります。
最近のWWEは怪我人が多く、アスカやセス・ロリンズ、ボビー・ラシュリー、アイヴァーらが欠場を余儀なくされています。現在開催中のKing and Queen of the Ringトーナメントの出場者も、当初の予定から大幅に変更がありました。
WWE殿堂入りレスラーのブッカーTは、怪我人が多い最近のWWEや、近年のプロレス界における「以前と比べてリスクが増えていること」への懸念について、自身のPodcast番組の中で語りました。かなり心配しているようです。
通常、トーナメントは怪我人が少ないものなんだ。選手たちが実際にそこにたどり着くまでに、それほど多くの仕事をしなくて済むように構成されているからね。まあ、最近は、SNSのおかげで怪我の情報を多く見聞きするようになったのかもしれない。実際に怪我人が出た時も報道は多いからね。
でも、実際に怪我をする選手の数が増えているようにも思うんだ。つい最近、NXTで活躍する女子選手たちの膝の怪我の話をしたよね。一体何が起きているんだろう?進化が原因なんだろうか。すべてが変化し、すべてがより速くなっている。怪我はプロレスというゲームの一部なんだろうし、プロレスのカルチャーとして以前よりも怪我が当たり前のものになりつつあるのかもしれない。わからないな…本当に答えがない。
ただ、言えることはある。最近の若い選手たちは、昔の選手たちよりも70%も多くのリスクを負っているんだ。その多くは内部の話なので言えないけどね笑 20年のキャリアを乗り越えて、最後まで歩くことができ、最後までいい感じでいられるようにするにはどうすればいいのか……。
例えば、1995年のプロレス番組と2024年のプロレス番組を見比べてみようか。2つの試合で同じ身長、同じ体格の選手が出ているとしよう。そして、彼らが試合をする姿の違いを見てみようじゃないか。1995年の試合では、選手がダイブをするのを見るかもしれないね。でも、2024年の試合では、選手たちが1995年の選手たちよりもはるかに多くのことをするのを見ることになるだろう。
彼らが注意しなければならないことの量は確実に増えている。俺は心配しているよ、本当に。最近の若い選手たちが心配だ。
(PWMANIA)