2023年、ムスタファ・アリはWWEから解雇されました。
彼は以前から退団を希望していましたが、契約期間が残っていたために受け入れられず。WWEとUFCが合併し、新会社TKOが生まれるタイミングで人員整理の対象となりました。
NXTは彼の実力を評価し、2024年までの長期的な計画を用意し、解雇から間もなく開催されたNXT: No MercyでNXT北米王座を獲得させる予定まであったといいます。彼にとってもNXTにとっても、解雇は予想外の出来事でした。
WWEとの90日間の競業回避義務が終わった後、彼はすぐさまに活動を再開。TNAを中心にインディシーンで試合をこなしています。その背景には、家族が危機に直面していた……という事情も合ったようです。
最近公開されたTNAのドキュメンタリー「Immersed: ムスタファ・アリ VS マイク・ベイリー」で、彼はWWEから解雇通告を受けた直後に、妻の頚椎損傷が判明したことを明かしました。
WWEから解雇の連絡を受けた日、家の上の階に行って妻へ報告したんだ。その2～3分後かな…。妻の医者から連絡があって、「あなたは頚椎を損傷していますよ。手術が必要です」と言われてしまったんだ。
手術には大金が必要で、アリは「怪我をせずに試合に多く出場し、金を稼ぐ」必要に迫られました。
今となっては、妻は健康を取り戻したし、子どもたちも元気だ。マイク・ベイリーと試合をしたばかりで、俺はそんなに健康ではないかもしれないけどね。今夜、俺はついに「彼は期待に答えられない」と言っていた批評家たちの口を閉ざせたと思う。
彼自身もインディシーンで活躍し、家族が健康であるのは幸いなことでした。悪い事のタイミングが重なる中でのパフォーマンスだったんですね…。
（Wrestling Inc）
あわせて読みたい
