2025年、ジョン・シナは年間を通して引退ツアーに挑みます。
21世紀のWWEを代表するビッグスターである彼は、世界各地で開催されるWWEのショーに参加し、ファンたちに別れを告げます。近年は引退について言及することが非常に多かった彼だけに、引退ツアーの内容は充実したものになるでしょう。
同時代のスター選手であるバティスタは、シナとは対象的な引退の方法を選びました。2019年に開催されたレッスルマニア35でHHHと対戦した彼は、試合後に「あれが引退試合だった」と発表。大々的にファンへ別れを告げることはありませんでした。
シナと同様に俳優としても活躍するバティスタ。最新作「Killer’s Game」の宣伝活動の中で、彼は「なぜジョン・シナのような形で引退しなかったのか。なぜHHHとの試合を引退試合だと事前告知しなかったのか」を語りました。
ジョンとは普通に仲いいし、実際すごく尊敬してるんだ。世間が思ってる以上にね。
なぜかネットやファンが俺たちをライバル関係みたいに描いてるけど、実際そんなのないんだよ。ただ、こういう点では俺たちは違うんだ。俺には彼みたいなやり方での引退はできなかったな。なんか気恥ずかしいっていうかさ。
ジョンの気持ちは分かるよ。ファンに直接感謝したいんだろうけど、俺には何か引っかかるものがあるんだ。褒められるのが苦手なタイプでね。ファンの歓声を浴びたいがために良いことばっか言うようなヒーロー役は俺には務まらないんだよ。
ジョンのファン感謝ツアーはすごいと思うし、尊敬もしてる。でも、そこが俺たちの違いなんだ。俺には無理だな。俺は自分のやりたいようにリングを去ったし、自分の望む形で引退した。
大げさにしたくなかったんだよ。だから引退はインスタで発表したんだ。引退するつもりはあったけど、誰にも言いたくなかった。『いやいや、ファンにスピーチしないとダメだろ』なんて言われたくなかったからさ。そういうのが俺には嘘くさく感じるんだ。だからできなかったんだよ。
(POST Wrestling)