先日開催されたPPV「ALL OUT」では、複数の過激なシーンが見られました。
その中でも、メインイベントとして行われたスワーブ・ストリックランドとハングマン・アダム・ペイジによるスチールケージマッチには衝撃的なシーンが多く、2人がリング上のコンクリートブロックの上に思いっきり投げられたり、ペイジがスワーブの口内に注射器の針を刺すシーンが大きな話題になりました。
今度はスワーブ・ストリックランドがブロックの餌食に。#AEWAllOut
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WWE殿堂入りレスラーのブッカーTは、自身のPodcast番組の中でこの物議を醸した試合についての持論を展開しました。
何よりもまず、スワーブ・ストリックランドは素晴らしい才能の持ち主だ。信じられないほどの才能を持っているよ。リングの中で何でもできる、並外れた存在だ。
ただ、こういう試合をすることは、彼のバケットリストから外したかったのかもしれない。こういう試合は若者のゲームだからね。早めにやっておいた方がいい。長期的にこういう試合を続けて人気を得られるとは思えないしね。
あの試合は、俺の好みではない。でも、ああいうのが好きな観客がいるのは確かだ。明らかにAEWのファンの多くは、こういうのが好きなんだろう。自分のファンのために、何でもやる覚悟が必要なんだろうな。トニー・カーンがAEWに求めているのは、レスラーたちが今までとは違うことをできるようにすることだと思う。
以前も言ったけど、AEWはプロレスの見方を変えようとしているように見える。間違っているかもしれないけど、そう感じる。
最初にそう言ったのは、タッグチーム部門の運営方法についてだった。伝統的なタッグをする必要がなく、リングに入って3、4回技を決めて…タッグチームの観点から理解できないことがたくさんあった。でも、俺が理解する必要があったのか?ないんだろう。TNAにいた時、六角形のリングを理解する必要があったか?あれは若いレスラーたちのためのものだから、そんな必要なかった。
AEWは、彼らのターゲット層のための団体なのか?たぶんね。でも、俺の好みではない。誰かが注射器で刺されるのを、子供たちに見せるか?いや、それは…子供たちに注射器のことを見せたくない。子供の頃に実際に見た注射器のことが、今でも頭に焼き付いているからね。注射器というのは、本当に多くの人生を台無しにしたものだから。
だから、私は彼らとは全く違う視点で見ている。彼らは「テレビでやってるだけだから、クールだ」と思っているかもしれない。でも親なら、少し違う考え方をするはずだ。
(Fightful)