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【AEW】苦戦する観客動員…。トニー・カーン社長はなぜ「小さな会場」でショーを開催しようとしないのか?

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最近のAEWは、各番組を現地観戦するファンの確保にかなり苦しんでいます。

Dynamite&Rampageは3000~4000人程度、Collisionは2000~3000人程度のチケットを販売するのが基本になっていますが、実際には収録に使用される会場のキャパの約半分程度の座席しか販売されていません。カメラがある側の座席は販売されず、幕で覆われたり単に空席になっています。

とはいえ、チケットは相当数余ってしまうことが多く、カメラに映るスペースに空席が目立つこともあります。しかし、AEWは一貫して「ある程度大きな会場で番組を撮影する」というスタンスを崩していません。ここには、トニー・カーン社長の哲学が反映されています。以下は2024年初頭のインタビューでの発言です。

多くの場合、規模の大きなアリーナにはメールリストやマーケティング、ショーの目的地としての地位など、メリットがたくさんあるんだよ。

Fightfulによれば、相変わらずチケットの売れ行きが不調な現在でも、この考え方は変わっていないようです。AEW関係者に対して「今の状況でも、まだ小規模な会場を使わない理由は何なのか?」と質問したところ、以下のようなメリットがあるとの回答があったといいます。

  • 大規模な会場は、設備などのクオリティが高い
  • 駐車場の利便性
  • チケットの売れ行きが良ければ追加チケットを販売する余地がある
  • より多くの販売スタッフを動員できる

小さな会場を満員にすることよりも、こうしたメリットを享受することの方がAEWにとってメリットがある…。団体運営は複雑ですね。今後もこの方針を持続できるでしょうか?

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(Fightful)

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