2000年代にROHでライバルとして対立し、多くの名勝負を生み出したブライアン・ダニエルソンとナイジェル・マッギネス。
怪我や病気で引退していたマッギネスは、2024年のAll Inで約12年半ぶりに現役復帰。一方のブライアンはAll Inのメインイベントでスワーブ・ストリックランドに勝利してAEW世界王座を獲得しました。
2024年内にフルタイマーとしての活動を終了することを宣言していたブライアン。AEW世界王座獲得後は、タイトルを失ったらフルタイマーから退くことを公言していました。そんな中、2人はDynamite: Grand Slamで約15年ぶりにノンタイトルマッチで対決。「ブライアンは俺を恐れている」と煽り続けたマッギネスは、久々のライバル対決を堪能しました。
ブライアンを引退させるのは俺…。そう語っていたこともあったナイジェルは、WrestleDreamでブライアンがジョン・モクスリーに敗れてAEW世界王座を失い、その後Blackpool Combat Clubの仲間だったウィーラー・ユウタやクラウディオ・カスタニョーリに襲撃される様子を実況席から見つめていました。この敗北により、ブライアンはフルタイマーから引退することに。首の手術を受けるために姿を消すことになるでしょう。
WrestleDream終了後の記者会見で、マッギネスはブライアンのフルタイマー引退について、次のように語りました。
ブライアンの決意を疑う人はいないだろう。今夜のショーでも言ったけど、俺はブライアンのキャリアの終わりについて、長い間いろんなことを考えてきた。でも、その瞬間が実際に訪れた時、俺の予想とはまったく違うことが起きたんだ…。
悪夢のような終わり方となったブライアン。4万人以上の大観衆が詰めかけたAll Inでの勝利は、会場のファンを大興奮させ、世界中のファンも感動しました。あれが彼のフルタイマー人生最後の「栄光の瞬間」になりました。
いつかモクスリーやクラウディオたちとの決着戦のリングに上がる日が来るのでしょうか?それとも、暴行を受けるブライアンを救出できず悲しみに暮れていたダービー・アリンが敵討ちに打って出るのか…。
今後、ナイジェルが現役レスラーとしてどのように活動していくのかにも注目です。ブライアンに関連したストーリーに関わっていく可能性も十分にあるでしょう。
(Fightful)
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