プロレスラーを別の言葉で表現する時、「超人」や「スーパースター」などといった言葉が用いられます。
WWEは選手たちを「WWEスーパースター」と称し、世界最高規模のエンターテインメント団体としてビジネスを展開してきました。ザ・ロック(ドウェイン・ジョンソン)やジョン・シナなど、プロレス界の外側で活躍するスターも多く、今後も「WWEスーパースター」たちは世界中から羨望の的になるでしょう。
しかし、AEW所属のダービー・アリンは、プロレスラーを「スーパースター」と呼ぶことに懐疑的です。最新のインタビューで、彼はその理由を語りました。
俺は若い世代の代弁者になりたいんだよね。若い連中が俺を見て、共感してもらえるような存在になりたい。
俺は、AEWに所属する一人のプロレスラーとして、「よし、俺は何もかも完璧だ。スーパースターなんだ」なんて言うつもりはない。スーパースターだなんて、本当に馬鹿げた言葉だよ。それって、「俺たちは凄い。お前たちは下の存在だ。俺たちはスーパースターなんだ」みたいな感じだろ?
俺は、ただ成功を掴むことができた「あなたたち」の一人なんだ。つまり、みんなも俺みたいにできるってことなんだよ。
彼らしい価値観ですね。彼にしか、AEWにしかできないやり方でファンを魅了し、「AEWでダービーのようになりたい」と思う若者が増えていけば、プロレス界全体がさらに発展していくでしょう。
(Fightful)
あわせて読みたい
【AEW】トニー・カーン社長がダービー・アリンの「リカバリー能力の高さ」を絶賛。「危険な技を多用しても長いキャリアを築けるだろう」
AEWの人気レスラー、ダービー・アリン。 破天荒なスタイルのレスラーが比較的多いAEWにおいて、彼は特にリスクの高い技や受け身を取ることに躊躇がありません。スティングの引退試合で見...
【AEW】トニー・カーン社長「世界最高のレスラーたちがAEWに集まる、という評判を守りたい。だから俺はリングに上がらない」
AEW社長のトニー・カーンは、試合こそしないもののテレビ番組に出演者として登場するなど、さまざまな役割でコンテンツと関わってきました。 コーディ・ローデス、ヤング・バックス、そして...