PPV・WrestleDreamでブライアン・ダニエルソンを倒し、AEW世界王座を獲得したジョン・モクスリー。
長い付き合いのある2人は、AEWでBlackpool Combat Clubを結成し、お互いを支え合ってきました。しかし、モクスリーがブライアンを裏切り、盟友を引退へと追い込んだのです。
最新のインタビューで、モクスリーはブライアン戦の勝利、そして盟友への想いを語りました。彼の引退を悲しむのではなく、彼が自分の意思で引退することができたのを喜んでいるようです。
ブライアン・ダニエルソンとの試合には感情移入しやすい。親友であり、トレーニング・パートナーであり、文字通りも比喩的にも、何年も世界中を共に旅してきた相手だ。
でも、達成すべき目的があった。大局的に見て、彼を排除する必要があったのさ。チェックリストの一つのタスクだった。仕事を完遂せずにWrestleDreamの会場を出るつもりはなかった。
彼の引退を悲しんでいる暇なんてない。俺にとってはまさに美しい葬式だった。彼の母親が最前列にいたんだけど、俺が彼の首を絞めている時、母親が「愛してるよ」と叫び、彼も「愛してるよ」と叫び返した。カメラに捉えられていたかは分からないが、間近で見たその瞬間は非常に強烈だった。
多くの選手のキャリアは病院で終わるか、電話が鳴らなくなって終わる。自分の意思では終われない。ブライアンはキャリアのこの段階を、自分の意思で終えることができたのさ。
言葉で降参することも、タップアウトすることもなかったが、「アメリカン・ドラゴン」の魂が彼の体から抜け出したんだよ。今は安らかに眠れるだろう。
彼が身体的にどれだけの苦痛を経験してきたか、みんな理解していないと思う。彼がメインを務めたレッスルマニアに向けた時期を覚えている。ほぼ毎晩一緒にいたが、彼はボロボロだった。それでも必死に乗り越えようとしていた。
プロレスがどれだけ体に負担をかけるか、本当の意味で理解している人は少ない。彼がどれほど苦しんでいたか、誰も知らなかったと思う。見た目では全く分からなかった。俺は彼の近くで、彼が何を経験したか見てきて、理解していた。
ブライアンは安らぎを得たように感じた。彼の母親も安らぎを得たように感じた。その夜、ワシントン州のみんなは皆、動揺していたけどね。でもこれが現実だ。ここから前に進むんだ。
(Fightful)