The Eliteの一員で、元IWGPジュニアヘビー級王者のマーティ・スカル。他のEliteメンバーがAEWを立ち上げた一方で、ROHとの契約が残っていたスカルはROHに一人残り、Villain Enterprisesというユニットを立ち上げました。4月6日に開催される新日本プロレスとROHの合同興行”G1 SUPERCARD”ではダブルメインイベントの1試合目でROH世界王座をかけたトリプル・スレット・ラダーマッチに出場するスカルは、マジソン・スクエア・ガーデンでの歴史的一夜についてどう考えているのでしょうか。
去年と2019年の違い
スカルはSports Illustratedのインタビューに応じました。スカルにとって、2018年と2019年の違いは「clubsがないということ」のようです。Bullet Clubの分裂騒動があり、その決着が曖昧な形となった2018年と比べ、2019年には「心の動揺がない」。だからこそ、2018年には手が届かなかったROH世界王座の奪取に自身がある、と述べています。
ROH世界王座に挑戦することについて
2018年、スカルは当時ダルトン・キャッスルが保持していたROH世界王座に挑戦し、敗れています。G1 SUPERCARDで再び同王座に挑戦することについて、こう述べています。
マジソン・スクエア・ガーデンという世界一有名な会場でチャンピオンになることよりも素晴らしい状況を想像できないよ。
マジソン・スクエア・ガーデンで防衛戦を行うことについて、現チャンピオンのジェイ・リーサルはこう語っていました。
MSGで王座を防衛すれば……それ自体がクールなことではあるけどさ。ROH世界王者としてMSGのリングに入場し、王者としてリングを後にする最初の男になることができる。何よりも最高なことだね。
挑戦者とチャンピオン。考え方は共通しているようです。また、挑戦の意気込みとして、スカルは次のように語っています。
ラダーマッチは得意じゃないけど、チャンピオンになるためには全力をつくすよ。長い間、チャンピオンになることを待ち望んでいたんだ。今じゃなければ、いつになるんだ?
手練のスカルがラダーマッチをどう戦い抜くのか、今から楽しみです。
(SI)
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