2010年代に新日本プロレスのタッグ戦線で活躍し、現在はAEWの副社長として引き続きタッグ戦線を牽引しているヤング・バックス(マシュー&ニコラス・ジャクソン)。
先日開催されたWrestle DynastyでIWGPタッグ王座を獲得。新日本のタイトル獲得は2018年以来となりました。
最新のインタビューで、マシューは久々の新日本プロレス参戦について語りました。かつて活躍したリングへの複雑な思いはありながらも、「日本は第二の故郷」だと考えていることも明かしています。
AEWを設立するために2019年に新日本を去るのは本当に苦い経験だった。新日本は、俺たちにとって何年も稼げる場であり、自分たちを表現できるプラットフォームを与えてくれた。
すごく感謝していたけど、同時に新しいことに挑戦する時期だとも思っていた。AEWという新たなプロジェクトにワクワクしていたよ。
でも、正直、少し傷ついていた。俺たち以外の選手はファンにきちんと別れを告げる機会をもらえていたけど、俺たちはそうじゃなかった。それが何年も心のどこかに引っかかっていたんだ。
今思えば、彼らは俺たちの新しいプロジェクトを未知数の存在と見ていたんだろう。ビジネス的に考えれば、すぐに協力しようとしなかったのも当然だよな。今では俺も、もう何も個人的に受け取ることはなくなったよ。
正直、もう二度と東京ドームで試合をすることはないと思っていた。でも、実現した。家族もすごく喜んでくれたし、本当に素晴らしい瞬間だったよ。変な話だけど、離婚した元パートナーと再婚するような気分だったよ(笑)。
戻ってみると、すぐにまた新日本を好きになった。「そうだ、俺は年間6〜8か月をここで過ごしていたんだ」って思い出したよ。今はもう、過去を振り返っても良い思い出しか浮かばない。日本は本当に第二の故郷だよ。
(Fightful)