WWEによるAEW潰しにTNAが利用される？数年以内のAEW排除に全力

WWEによるAEWへの徹底した対策は年々強化されており、AEWのPPVに「後出し」でPLEをぶつけるのは珍しい光景ではなくなりました。

現在、WWEはAEWがPPV・ALL OUTを開催する現地9月20日にPLE・Bad Bloodをぶつけることを計画しており、メインイベントとしてジョン・シナVSブロック・レスナーが検討されている…との報道があります。

何がなんでもAEWを潰したいWWE。レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれは、WWEはAEWがPPV・Worlds Endを開催する現地12月27日にシナの引退興行をぶつけることすら選択肢に入れているそうです。

WWEがそこまでする理由は何なのか？メルツァーによれば、その狙いは「AEWが次のテレビ放映権契約を結ぶまでに業界から排除したい」というものです。

AEWは巨大メディアコングロマリットのワーナー・ブラザース・ディスカバリーと友好関係にあり、現在の放映権契約は2027年、あるいは2028年まで続きます。AEWが勢いよく好条件の新契約交渉をまとめれば、もう手をつけられない…。そこまでにAEWを再起不能な状況に追い込めばプロレス界からライバルは消滅し、当面は対抗勢力も現れないだろう…という思惑があるのかもしれません。

また、WWEは「パートナーシップを結ぶTNAを全力でサポートし、AEWを凌ぐ業界第2位の団体にしたい」とも考えているといいます。野望は実現するでしょうか？

（Wrestling Observer, Cultaholic）