先日、TNAはレスラーたちに「故意の流血」を禁止する旨を通告したと報じられました。この報道の後も大理由固まったが行われましたが、TNAの狙いは何なのでしょうか。
現地5月8日に放送されたウィークリー番組iMPACT! で放送されたエリック・ヤングVSスティーブ・マクリン戦。「TNAは流血を避けるんだな…」という認識がファンの間で広まる中、2人は想像を絶する大流血マッチを披露しました。
.@SteveMaclin just went through hell and back with @TheEricYoung and somehow survived! Maclin is STILL the TNA International Champion!
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— TNA Wrestling (@ThisIsTNA) May 9, 2025
And still. #MACLIN@ThisIsTNA #TNAiMPACT pic.twitter.com/kOdFw4ukrC
— Steve Maclin (@SteveMaclin) May 9, 2025
番組収録は、選手たちに「故意の流血禁止」が通達される前日。TNAのポリシー変更にギリギリ間に合った流血戦でした。
TNAが流血から距離を置く理由は何なのでしょうか?
Fightfulによれば、現在TNAは新たなテレビ放送契約を模索しており、番組内容の「ファミリー向け化」が広告主や放送局へのアピール材料になると判断したそうです。流血が普通に行われる番組がファミリー層にはアピールするのは至難の業です。
また、団体内部には「流血が過激になりすぎ」との声もあったそうで、今回のポリシー変更には「流血の演出を『特別な瞬間』として活かす狙い」もあるといいます。
流血の乱発を避けることで、必要な場面での血の演出がより強い感情的インパクトを持つようにしたい。そして、普段の番組はファミリー層にアピールできる内容にしたい。新時代のTNAの方向性がここに現れています。
(Fightful, SESCOOPS)
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