先日、ジョーダン・マイルス(元ACH)はWWEがデザイン・販売した彼の新Tシャツが黒人差別的であることを告発しました。WWEが声明を発表する異例の事態に発展したこの騒動に、さらなる燃料が投下されました。
私の声が届くまで投稿を続ける。何を言っても何をしても謝らないぞ。
表現は大事なものだ。
もしHHHやビンス・マクマホンの目に私がこういう風に映っているというのなら、これはすべてのアフリカ系アメリカ人のパフォーマー、ファン、そしてサポーターへの侮辱だ。
この告発についてのWWEの声明は次の通り。
アルバート・ハーディー・ジュニア(a.k.a.ジョーダン・マイルス)はこのTシャツの販売を承認しました。ロゴやデザインを制作する時、我々はいつもすべてのパフォーマーと協力しており、進行する前に彼らの意見と承認を得ます。アルバートの場合も同じプロセスを踏んでおり、後に彼がロゴ/Tシャツの再デザインを要求した時は迅速に対応しました。Tシャツは既に販売が停止されています。
これを受け、マイルスはTwitterで「WWEは黒人をケアしない」と語った動画を投稿(削除済み)。さらに、ジェイ・リーサル以外の黒人レスラーがROH世界王座を獲得していないことにも触れ、ROHも同様だと批判し、リーサルを「アンクル・トム(白人に屈従的な黒人)」呼ばわりしたツイートも投稿しています(削除済み)。
また、「このTシャツの販売を承認し」た、「我々はいつもすべてのパフォーマーと協力しており、進行する前に彼らの意見と承認を得」ている、というWWEの主張に対し、次のように反論しています。
オリジナルのデザインを見た時から不快だった。この問題に対処するよりも、反対の申し入れをすることに決めたんだ。
ベイカー・ランドンは嘘をついた!彼はHHHがこのデザインを望んでいるから私にはどうすることもできないと言った。個人的にHHHと話をしたら、彼は私がデザインを認証したと考えていたんだよ。
ベイカー・ランドンはWWEのデジタル・デザイナー&クリエイティブ・サービス・タレント・コーディネーターを務めている人物です。マイルスは彼から届いたメールの内容も公開し、「HHHがデザインを気に入っている」と伝えてきたことが事実であると証明しています。
PWInsiderは、マイルスのTシャツはNXTのUSA Networkでの放送開始が決まった8月以降に急いで作られた多くのTシャツの中の1つであることが、一般的なグッズ制作の長期プロセスが存在しなかったこと、実際に販売されてしまったことを説明しているとしています。
また、PWIによれば、マイルスはここ最近WWEパフォーマンス・センターに顔を出していないそうです。今後の活動はどうなってしまうのでしょう?