ビンス・マクマホンと共に元WWE女性従業員へ性加害したとされるブロック・レスナー。彼がSummerSlamで電撃復帰を果たしたことには、一部から猛烈な批判の声が上がっています。
2024年から、上記の問題によりWWEへ復帰できずにいたレスナー。数週間前にWWE内部の方針転換があり、これまで復帰を認めなかった法務部がゴーサインを出したことで、彼はSummerSlamでジョン・シナへF5を決めました。
彼の復帰は世界中で大きな話題になる一方、事情が事情なだけに批判の声も上がっています。しかし、レスナーのキャリアを語るうえで欠かせない存在のポール・ヘイマンは、批判に対して「受け入れろ」と一蹴しています。最新のインタビューで、彼は次のように語りました。
もしSummerSlamの会場にいたなら、あの復帰がどれだけ観客にとって大きな意味を持ったか分かるはずだ。観客はブロック・レスナーが現れ、ジョン・シナにF5を決める姿に驚いていた。誰も「またブロックが戻ってきたのか」なんて言って帰った奴はいなかった。みんな大騒ぎだった。
これが俺たちの大事な観客だ。彼らが喜んでいたからこそ、俺も彼を送り出すチームの一員でいられることが嬉しく感じるんだよ。
俺たちがやること全てには常に批判がつきまとう。だが、人生で頂点に立つ奴のほとんどは、間違いを犯したことがないとか、何も問題がない奴なんてほとんどいない。今回、ブロック・レスナーを復帰させる決断が下された。どういう理由であれ、その判断を尊重する。もし批判があるなら、受け入れるべきだ。
ブロックはここにいるし、これからもいる。彼を排除することなんてできない。観客が彼の復帰を歓迎しているからこそ、俺も嬉しい。もし観客が反発していたら、俺は嬉しくなかっただろう。
(Wrestling Observer)
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