ブロック・レスナーの復帰について、各方面で様々なリアクションが起きています。誰もが手放しに喜んでいるわけではありません。
そもそも、レスナーがWWEから姿を消していた理由は、元WWE女性従業員がビンス・マクマホンを相手に起こした訴訟の中で、ビンスがレスナーとの新契約締結のネタにするため「女性を性的な商品として扱った」ことが明かされたことが原因でした。WWE法務部がこの件を問題視し、彼はWWEへ戻れない日々が続いたのです。
SummerSlamでレスナーが復帰し、ジョン・シナにF5を決めた瞬間の映像は世界中で注目を集め、SNSでの公開から12時間の間に7,500万回再生を記録しました。
RAW最新回では、飲料水メーカーのミニッツメイドのスポンサー広告と共に、「ブロック・レスナーの復帰は公開12時間で7,500万再生された!」と紹介されました。これに対し、一部から批判の声が。
WWEは、女性の性的人身売買に関与した男を連れ戻し、それがSNSで大ウケして喜んでるわけだ。ミニッツメイドは何を考えてるんだろう?
ミニッツメイドもブロック・レスナーと一緒に宣伝されて嬉しいだろうな。
レスナーの復帰が、こうしたバックラッシュを招くのは当然ですし、WWEや親会社のTKOも当然想定していたはず。それでも、レスナーをジョン・シナの引退ツアーへ参加させたかった、ということなのでしょう。

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(Inside The Ropes)
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