ステファニー・マクマホンがホストを務めるPodcast番組で紹介された広告内容が、WWEとの超巨額契約を締結したばかりの米メディアESPNに不快感を覚えさせたようです。
現在、ステフは最前線から一歩引いた立場でWWEと関わっており、彼女のPodcast番組がWWEの番組内で取り上げられることもあります。それだけに、この番組にはWWEのステークホルダーへの配慮が当然求められます。
WWEとESPNは、アメリカ国内でのPLE独占配信契約を締結したばかり。5年16億ドル(約2400億円)の超巨額契約で、ESPNとしてはWWE関係者に「ESPNでWWEのPLEを見てね!」と宣伝してほしいところでした。
しかし…先日配信されたステフの番組では、なんとアメリカ国民に対して「ESPNではなく、NetflixでWWEの全PLEを視聴する方法がある」とVPN(インターネットの仮想回線)サービスの宣伝が流れたのです。
Stephanie telling everyone to use a VPN for WWE on Netflix😭😭😭
She’s telling you guys not to pay $30 pic.twitter.com/305VJHDBxf
— Zashy 🇵🇸 (@Zashy120) August 28, 2025
アメリカ国内では、Netflixで視聴可能なWWEコンテンツはRAWのみ。ただ、一部の国ではすべてのコンテンツを視聴可能です。つまり、アメリカ国内でVPNを利用して国外のネット回線を装ってNetflixへアクセスすることで、国内でもNetflixで全番組を視聴可能になります。これでは、ESPNの収益に繋がりません。
Fightfulによれば、ステフによるまさかの配信行為にESPNの関係者が不快感を示しているそうです。WWEとESPNの間で大ごとになる兆しはないものの、「巨額契約の直後にVPNの宣伝をするのは不適切だろ」とステフ番組の制作チームが批判の対象になっているそうです。
ESPNが不快感を示すのは当然ですね。WWEは外部メディアとのビジネスを拡大していくでしょうし、今後もこうした話題が出てきそうです。
(Fightful, WrestleZone)
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