今やWWEのトップスターになったベッキー・リンチですが、下積み時代は過酷でした。
最新のインタビューで夫セス・ロリンズとの馴れ初めを語った彼女は、WWEでの初期の活動において「男性選手には近づくなよ」と忠告を受けていたことを告白。特定の男性選手から肉体関係を誘われ、それを受け入れても断っても「ブラックリスト入り」するという噂があったのだそうです。
名前は出さないけど、メインロースターにある男がいてさ。「気をつけろよ」って言われてたんだ。「あいつは女子選手と寝ようとしてくるぞ。もし関係を持ったら、その後お前をブラックリストに入れて干すからな」ってね。
さらにタチが悪いのが、関係を迫られて断っても、やっぱりブラックリストに入れられるってこと。だから、本当に際どいラインを歩かなきゃいけなかった。綱渡り状態だよ。
みんな知ってる選手だよ。間違いなく。ある時、そいつに電話番号を知られてしまってさ。「どうやってこの状況を切り抜ければいいんだ?」って思ったのを覚えてるよ。
いつだってそういう空気があったんだ。もし誰かと付き合って関係がこじれたら、解雇されるのは男じゃない。いつだってクビになるのは女の方だから……。だからすごく怖かったし、不安定な状況だったね。
今のWWEはこのような環境ではないはずですが、かつてのWWEで女性軽視的な雰囲気があったのは事実のようです。女子選手の地位が向上して本当に良かった…。
(Fightful)
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