アンドラーデにとって、2024年から2025年末にかけて経験したもの、自ら行動したものには大きな決断を伴っていました。
2024年、彼は妻シャーロット・フレアーと離婚。さらにウェルネスポリシー違反や規律違反を繰り返した結果、2025年9月にWWEから解雇されました。その直後に「俺には競業回避義務が課されていない」との認識から古巣AEWへの即復帰を果たしますが、これを受けてWWEが「1年間の競業回避義務がある」と主張し、彼はレスラーとしての活動ができない状況に追い込まれました。
最新のインタビューで、彼は2024年のWWE復帰から現在に至るまでの経緯やシャーロットとの離婚、ウェルネスポリシー違反の裏側、そして競業回避義務をめぐるWWEとの交渉について赤裸々に語りました。
離婚、退団、ウェルネスポリシー違反
1年半前にWWEに戻った時のことだ。俺はAEWにいて、数百万ドルを稼いでハッピーだったが、結婚していたんだ。元妻の名はシャーロット・フレアー。彼女と一緒にいるためにWWEに戻るという考えだったんだけど…。
まあ、いろんなことが起きたんだ。俺たちは離婚し、いくつかのことに納得がいかなくなった。メキシコでは摂取できるがアメリカやWWEでは使えない薬やサプリメントの件で警告を受けたりもした。アスリートとしてドーピングなどの理由で摂取できない処方の制限があるんだ。それにも少しイラついていたな。
12ヶ月の競業回避義務をめぐる元弁護士の失態と交渉
結局、WWEと話し合い、退団することで合意した。その時は円満に終わったんだ。その後AEWに戻ったんだが、WWEはそれが気に入らなかったんだろうな。本当のところは分からないけどさ…。
俺は弁護士を雇っていたんだけど、その弁護士は俺がWWEとサインした契約書にあった「12ヶ月の競業避止条項」を見落としていたんだ。WWEはその条項を持ち出してきた。今はその段階だ。実際には1年にはならないだろうと思うよ、WWEと交渉中だしね。3ヶ月は欠場することになるだろうが、世界中どこでも試合はできない。
最初は条項なんてなかったから、WWEを辞めてすぐ戦えたんだ。だが、俺がAEWでデビューしたのを見て、条項が適用された。まあ、今は準備期間ってことだ。普通の日は起きて、夕食をとって、トレーニングして、ビーチに行って、日焼けして……そんなことばかりで、あまり考えないようにしているよ。
復帰に向けた日々
今の弁護士たちがWWEの弁護士と話していて、合意に近づいている。正確な日付は分からないが、1ヶ月後か、1週間後か、それより早くなることを願っているよ。戦うことも、裁判に持ち込むこともできる。でも、弁護士からは「プロセスが長引くかもしれない」と言われた。費用もかかるし、手間もかかる。だから裁判にならないように交渉しているんだ。
良い合意に達して、事態は良くなっている。日付の目処は立っていると思うが、あとはWWEが正式にサインをして「よし、この日がアンドラーデの復帰日だ」と言うのを待つだけだよ。
こうしたトラブルはありましたが、AEWトニー・カーン社長はアンドラーデを高く評価し続けており、身動きが取れる状態になればすぐにでもAEWで試合をすることになるでしょう。今後の動向に注目です。


(Fightful)
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