2025年11月のSaturday Night’s Main Eventで、CMパンクがWWE世界ヘビー級王座を、ジェイド・カーギルがWWE女子王座を獲得。そして、バックステージで、コーディ・ローデス&リッキー・セインツ(リッキー・スタークス)と記念写真を撮影しました。
この写真に写っているのは、全員がかつてAEWでチャンピオンになった経験を持つスターたち。様々な理由でAEWを離れ、WWEで活躍している選手たちです。
この写真がSNSで公開されると、「AEWの失敗を物語っている」「彼らがWWEで活躍して嬉しい。AEWでは冷遇されていた」など、ファンから様々な意見が上がりました。しかし、この写真に誰よりも心を動かされたのは、AEWトニー・カーン社長でした。
最新のインタビューで、彼はこの写真について「2020年を思い出した。月日が経つのはあっという間だな…」と率直な意見を語りました。
あの写真を見て、思わず笑みがこぼれたね。なぜなら、新型コロナウイルスのパンデミック下で初めて開催するPPVとなった、2020年のDouble or Nothingを思い出したから。
あの日、コーディはTNT王座を獲得し、ジョン・モクスリーは故ブロディ・リーとの激闘を制してAEW世界王座を防衛した。ショーの後、コーディとモクスリーが二人で写真を撮ったんだ。
バックミラーに映る景色がどれほど遠い過去のものになったことか…。コーディとモクスリーの写真はよく覚えているよ。たしか俺が撮ったんじゃなかったかな。
彼ら4人全員と関係があるけれど、その形はそれぞれ全く異なる。一人ひとりについて、なぜ彼らが好きなのか、AEWでの彼らがどれほど素晴らしかったか、彼らの試合について、そして人としてどれほど好きか、2時間だって語れるよ。もう彼らはAEWではプロレスをしていないけどね。
ただ、あのジャクソンビルで写真を撮った2020年のあの日を思い出したんだ。あれから5年半があっという間に過ぎ去ったなんて、クレイジーなことだよ。
2019年に旗揚げしたAEWは、2025年までしっかりと成長を続けています。レスラーの入れ替わりはプロレス団体につきもの。トニーには、今回のような郷愁を感じる機会が今後もあるでしょう。
(Fightful)
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