本来であれば、オースティン・セオリーはThe Visionの一員としてSurvivor Seriesでの男子War Gamesマッチに参加するはずだったとされています。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、裏で糸を引いていたのはポール・ヘイマン。彼は「セオリーをスターにするため、そしてブロン・ブレイカーとブロンソン・リードがピンフォール負けを喫しないよう守るため」にThe Visionへセオリーを迎え入れようとしていたそうです。たとえ引き立て役に回ったとしても、この経験はセオリーのためになる…と考えたのでしょう。
しかし、彼が男子War Gamesマッチへ参加するという計画はジェイコブ・ファトゥの欠場により試合の計画が大幅に変更されたことで実現しませんでした。メルツァー曰く、ジェイコブの代役としてコーディ・ローデスが抜擢されたことにより、「彼と敵対するのにふさわしい人材は、セオリーではなくドリュー・マッキンタイアだろう」と判断され、試合から外されてしまったのだとか。
彼は試合終盤にCMパンクを襲撃した「謎の男」として試合に参加するも、その正体が明かされる時に「なんと、オースティン・セオリーだったのか!」となるかは分かりません。一部ではクリス・ジェリコが正体として登場する可能性も指摘されています。
オースティン・セオリーのプッシュを巡る思惑は、思わぬ形で実現しなくなりました。しかし、彼が「謎の男」の正体であることが明かされれば、試合に出た場合よりも大きなインパクトを生み出す可能性もあります。この状況をどう活かせるかは彼自身の腕にかかっているのです。とはいえ、ジェリコが正体になってしまった場合は、どうしようもないかもしれませんが…。
(Wrestling Observer)
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