21世紀を代表するプロレスラーのジョン・シナですが、彼はキャリア初期から周囲に「すごいことになるかも…」と思わせる魅力を放っていました。
間もなく引退試合を迎える彼は、1年間の引退ロードで多くのライバルたちや若手たちと対戦。かつてはブーイングを浴びることも多かった彼は、一時的なヒールターン中に一部で歓声を浴びるなど、「みんなのヒーロー」であることを改めて証明しました。
ステファニー・マクマホンは、最新のインタビューでシナの若き日を振り返り、才能を感じながらも「観客と噛み合っていない」と考えていたことを明かしました。
彼に会った初日のことは覚えていないけど、デビュー当初のことは覚えているよ。彼はずっと「何か」を持っていると思っていたんだ。「この若造は誰だ? どこの出身だ?」って感じでね。彼には常に何か光るものがあるように見えた。
でも、それが具体的に何なのか、私たちには完全には掴みきれなかったんだ。まだ観客にも浸透していなかったしね。当時はまだ模索中だったんだ。それでも、彼にはとても感心した記憶があるよ。
彼のラッパーギミックは私がきっかけで生まれたものだ。まあ、彼に話を聞けば、「ステフの手柄だ」と言ってくれるだろうね。でも当時、彼のギミックは必ずしも上手くいっていなかった。本当に響いていなかったんだ。
それでも私たちは皆、彼には提供できるものがたくさんある、素晴らしいポテンシャルがあると感じていた。ただ、噛み合っていなかっただけさ。そこで模索するわけだよ。
ある時、誰かが私に「彼はフリースタイルができる」と教えてくれた。ラップができることと、フリースタイルができて、しかもそれが上手いかどうかは別の話だからね。
(Wrestling Inc)
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