2025年を通して行われたジョン・シナの引退ツアーで、ザ・ロックと人気ラッパーのトラヴィス・スコットが果たした役割は大きなものでした。
Elimination Chamberでシナをヒールターンに導き、引退ツアーを通して2人が何らかの大役を担うことに大きな期待が寄せられた…にも関わらず、その後ロック様は一度も番組に登場せず、スコットはレッスルマニア41を最後にWWEから去りました。
もし2人がヒール・シナに付き添っていたら、どんなストーリーが展開されていたのか?ファンの妄想は止まりません。しかし、シナ自身は「過去を振り返らない」という姿勢を貫いています。
コーディ・ローデスのPodcast番組で、彼はロック様とスコットの失踪について次のように語りました。
「おい、ザ・ロックとトラヴィス・スコットがいるぞ」。最高だ、いろいろ計画できるな。と思ったら……「おい、あの二人はもういないぞ」ってなったんだよ。
俺もお前も、一度だって「もしこうだったらどうなっていたか?」なんて話はしなかったよな。世間はその話で持ちきりだったけど。当事者である俺たち二人は、泥にまみれて踏ん張ってる状態で、「あいつらがいたらどうなっていただろうな?」なんて会話は一度もしなかった。
俺たちが話したのは「さて、これからどうする?」ってことだけだったよ。
また、彼は引退ツアーが批判の対象にされていることにも言及しています。
まあ、「あり得たかもしれないストーリー」にはスター性があっただろうし、重みもあっただろう。何が起きたかは誰にもわからない。
でも、「残された手駒はこれだけだ」と割り切って得られたものもあるんだ。俺たちが得たものは、個人的には美しいものだったと思っているよ。
(Wrestling Observer)
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