とんでもないパワーを売りにWWEで活躍したブラウン・ストローマンには、彼のような立場でしか経験できない苦労をしていました。
2013年にWWEと契約した彼は、デビューから数試合しか経験していないにも関わらずメインロースターへ昇格。その後の活躍は誰もが知る通りで、いくつものタイトルを獲得しました。
パワーリフティングやストロングマンコンテストという特異なバックグラウンド、そして特別扱いのようなメインロースター昇格。周囲の仲間たちの心中は穏やかではなかったようです。
最新のインタビューで、彼はメインロースター昇格当時、仲間たちからはっきりと嫌われていたことを明かしました。
NXTではダークマッチを1回、ハウスショーを3回やっただけだったんだ。あの頃、NXTをスキップしたのは、AJスタイルズ、ルーク・ギャローズ、カール・アンダーソンだけだった。
自分でもとんでもないことだと思ったよ。さっきも言った通り、俺はこの業界の家系に生まれたわけでもないし、インディー団体での活動を経験してきたわけでもない。だから、俺は完全な部外者だった。
ああ、嫌われていたよ。誰もが「あのデカい野郎は何なんだ」とか「あいつは下積みを経験してない」なんて具合に言っていたな。
2025年春にWWEから退団した彼は、俳優やテレビ番組のホストとして活躍中。プロレスラーとしては活動停止中です。

ブラウン・ストローマンがWWE退団を語る「ありのままの俺でいさせたなら、世界を支配できていただろう」
2025年にWWEから解雇されたブラウン・ストローマン。2020年代の彼は波乱万丈な日々を過ごしています。 パワーリフティング出身の彼はビンス・マクマホン体制のWWEでビッグスター...
(Wrestling Inc)
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