2025年夏、セス・ロリンズの膝をめぐって壮大なアングルが仕掛けられ、WWEユニバースのみならずWWEで働くスタッフや選手たちさえもそれに騙されました。
セスは、夏のSaturday Night’s Main EventでLAナイトと対戦した際に「膝を負傷」。その後、あれは本当の怪我だったのか?という憶測が飛び交い、「本物だ!」「いや、WWE内部でも疑問視されている」など様々な報道がありました。結局、彼はSummerSlamで膝の負傷が「嘘」だったことを明かし、CMパンクに対してキャッシュイン。WWE世界ヘビー級王座を奪い取りました。
Netflixで公開された「WWE: “壮大なるドラマ”の裏側」シーズン2で、この衝撃的アングルの舞台裏が明かされました。チーフ・コンテンツ・オフィサーのHHHは、Saturday Night’s Main Eventのバックステージでコーディ・ローデスに対してこんなことを言っていたのです。
誰にも言っていないことを、お前には教えておこう……今夜、セス・ロリンズが膝を大怪我したように見せるアングルをやる。今回は徹底的に、死ぬ気で騙しにいくぞ。
「死ぬ気で騙しに」いった結果、仲間たちやレフェリーさえも騙される事態に。この計画を知っていたのは極めて少数のメンバーだけだったようです。HHH曰く、
本当に事情を知っているのは、俺、ブルース・プリチャード・、エド・コスキー、ボビー・ルード、セス、そしてLAナイトだけだ。ポール・ヘイマンは俺が思いついた時にその場にいたから知っている。現時点では、これだけだ。
セスとナイトの試合を担当したレフェリーのさえも、「リアルな反応を引き出す」ために真相を知らされていなかったそうですから、相当念入りな騙しだったことがわかります。当時の報道で、「WWE内部も混乱している」と報じられていたのは、本物の「トップシークレット」として計画が進められていたからなのですね。
このアングル以降、WWEでは怪我などの情報の信憑性に一定の疑問符が付くようになりました。一部では、同年10月にセスが肩を負傷した時も「ブラフなのでは?」と疑う声も上がりましたが、これは本物。彼はレッスルマニア42での復帰に向けてリハビリ中です。
(Fightful)
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