2022年、WWEのクリエイティブにおける重要な世代交代がありました。
WWEを世界規模の団体へ成長させたビンス・マクマホンが、自身の性的&会計スキャンダルにより引退を余儀なくされ、NXTを率いた実績のあるHHHがクリエイティブの責任者に就任することに。しかし、ビンスの影響力が完全になくなったわけではなく、2023年のレッスルマニア39に口出ししていたことが明らかになっています。
コーディ・ローデスのPodcast番組にゲスト出演したHHHは、「2024年のレッスルマニア40がチーフ・コンテンツ・オフィサーとしての最初の完全なレッスルマニアだと考えているか?」と質問され、そう考えてはいるものの、その役割を引き受けてからレッスルマニア40までの間にビンス・マクマホンが時折口出ししてきたこと、「HHHは、クリエイティブの観点から自分の好きなように何でもできる」という憶測などについて、率直な言葉で語りました。
そう思うよ…。まあ、こういう時系列の話は苦手なんだけど、ある日突然、「ほら君のものだ、他のことは全て消え去った」というわけじゃなかったからね。そこには色々な側面があったんだ。
「おい、ビンスが身を引くぞ。お前がこのポジションに就くんだ」となっても、彼は口を挟んでくるし、常に僕と打ち合わせをしているし、横から交通整理をしているんだ。だから、俺にとって明確な「引き継ぎの瞬間」瞬間というのはないんだけど、そうだと思っているか?って聞かれたら、イエスだね。
レッスルマニア40に至るまでの移行期において唯一難しかったのは……結局のところ、みんなが「でも、あなたの決定なんでしょ?」って言ってくる時なんだよね。「まあ、そういうことだね」って。
そう、自分の立場を守らなきゃいけないし、それを人々に納得させて説明できなきゃいけない。もしそれが少し自分の考えと違っていたり、少し「なんでこうなったの?」と思うようなことだったりして、その理由を言いたくない時もあった。なぜなら、「完全に僕の決定じゃなかったから」とは言えないからね。
自分が権力を持っていないように見られたくないからじゃなくて、そういう風に位置づけなきゃいけないからなんだ…僕たちがやっていることには、一般的な日常業務だけでも色々な側面があるんだよ。何かを世に出す時、ある意味で、理想の世界ならこうするのにな、と思うこともある。
でも僕たちは理想の世界には生きていない。現実の世界に生きているから、これとこれの理由でそれができないんだ。これがあるからあれはできないし、ここには動かせないんだってね…。
それは単純に、この2人の仲が悪いとか、この選手がケガをしているから全てをそこに注ぎ込めないとか、その瞬間、その展開、そのシナリオが何であれ、あることなんだ。あらゆることに本当にたくさんの要因が絡んでいるんだ。
みんなが「なんでそうしなかったの?」って簡単に言うように、物事がシンプルだったらいいのにって思うよ。本当にそう思う。
大変な立場でWWEを牽引するHHH。その仕事ぶりには頭が下がります…。
(Wrestling Observer)
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