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WWEはどのように生成AIを活用しているのか?AI人材雇用の背景、クリエイティブにどの程度活用されるのか…

インタビュー

先日、WWEは生成AIをクリエイティブに活用するための人材を確保したと報じられました。

新たにWWEに加わったサイラス・コウサリについて、HHHはWWEスタッフに対し「WWEのAIベースのストーリーテリングへの移行を主導し、AIをビデオやグラフィックスのようなクリエイティブ・サービスに統合する人物だ」と紹介したとされています。

生成AIの波はスポーツ界やエンタメ界にも押し寄せており、今や生成AIを使わないビジネスは難しくなってきました。現時点での品質はともかく、活用を模索しノウハウを蓄積しなければ、将来的にライバルと大きな差が開いてしまう可能性もあります。

Fightfulによれば、WWEは数年前から生成AIを活用しており、その用途は「あの選手たちが最後に戦ったのはいつ?」といった情報収集用の「クリエイティブ・アシスタント」。現時点で、生成AIをフル活用しているスタッフはいないそうです。

また、コウサリがWWEにやってきた理由は「AIをクリエイティブなストーリーラインに活用するため」ではなく、映像ノイズの迅速な処理やファイル整理といった業務のほか、WWEの番組制作にAIを活用できないかを模索することが目的だ……という認識がWWE内部にあるようです。ストーリーラインに活用するというよりは、時間がかかりがちな業務を効率化することが目的なのかもしれません。

また、クリエイティブ・チームには「AIが君たちに取って代わることはない」と明確に伝えられているようで、あるトップ選手は「ポール・ヘイマンやマイケル・ヘイズといったクリエイティブの重鎮たちはAIではない」と語っているそうです。

エンタメ界のトップランナーであるWWEが生成AIをどのように活用していくか…。その方法論は世界中に波及していく可能性があります。今後も動向に注目です。

(Wrestling Observer)

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