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新日本プロレスとAEWの関係は「考えられていた以上に悪い?」

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2020年1月5日に開催された新日本プロレス「レッスルキングダム14」で棚橋弘至と対戦したクリス・ジェリコは、自身が保持するAEW世界王座のベルトを巻いて登場しました。ジェリコは、もし棚橋が試合に勝てば、同王座への挑戦権を与えると宣言。新日本とAEWの「禁断の扉」が開くのかどうかが試合のキーとなりました。

しかし、相変わらず団体間の関係は良くないようです。レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、「考えられていた以上に悪い」とのこと。

両団体が手を結ぶ可能性はゼロではありません。今回の試合の実現に向け、新日本のロッキー・ロメロがジェリコと共にAEW社長トニー・カーンの元に赴き、AEW世界王座をレッスルキングダムで使うことができるかどうかを尋ねたそうです。トニーがゴーサインを出したことで「禁断の扉」という楽しみが生まれたものの、今回の件はあくまで棚橋とジェリコの間での話であり、新日本側がAEWの名前を宣伝で使っていた一方で、AEW側はスルーしていました。このことから、棚橋の勝利に懐疑的な見方をするファンもいたようです。

両団体の間には依然として障壁が残っているようです。しかし、新日本が頑なに存在を無視してきたAEWの名前をオフィシャルで使ったこと、棚橋戦の前にジェリコが「AEW世界王者」としてアナウンスされたこと、そしてAEWのベルトが新日本のリングに持ち込まれたこと、レッドシューズ海野が勝者のジェリコにそのベルトを手渡したこと……これまでには考えられなかった光景を見ることができたのは事実です。「禁断の扉」は依然として閉じられたまま。しかし、存在しているということは、開けることもできる、ということです。

(Wrestling Observer)

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