2016年1月4日、中邑真輔とAJスタイルズは新日本プロレス「レッスルキングダム10」で名勝負を繰り広げました。この試合は世界中のプロレスファンから高く評価され、多くのファンが2人のWWE移籍後の再戦を願っていました。
再戦が実現したのは2018年3月のレッスルマニア34。1月の”Royal Rumble”での男子ロイヤルランブルマッチを制した中邑真輔が、当時のWWE王者だったAJを対戦相手に指名したのです。
しかし、20分にも及んだ本戦はファンの期待を上回ることができませんでした。CAGEMATCHでのユーザーレビューの平均点は6.60(10点満点)。レッスルキングダム10での試合は9.62だったことからも、ファンの期待に答えられない試合だったことがわかります。
しかし、AJ自身はこう考えているようです。
期待値が高すぎたんだよ。それだけだ。中邑にしてもそうだと思うけど、あの試合で何をやっていたとしても、期待値が高すぎた。観客、ファン、WWEユニバース……新日本プロレス。すべてはファンだ。「何が素晴らしい試合なのか」を設定するのはファンであって、彼らがそれにどう反応するか、ということなんだよ。日本では、彼らはレスラーへの敬意を表す。彼らの反応は巨大なもので、「WOW!これはすごい試合だぞ!」って感じだよ。同じ試合が、WWEで、そうした反応のない状態で行われたんだ。素晴らしい試合と宣言されることはないだろうな。
ファンがすべてだ。素晴らしい試合には、彼らのリアクションが欠かせない。それが真実なんだよ。みんな理解してないけどね。「レッスルキングダム」での試合の影響で、期待値がとても高かった。俺にとっては、「なんてこった」って感じだった。今でも素晴らしい試合だったと思ってるよ。
(参考: Rajah.com)