AEW世界王座チャンピオンのケニー・オメガと行動を共にしているドン・キャリス。インパクト・レスリングの副社長としても活躍する彼は、ケニーの元パートナー、飯伏幸太には「問題点」があると指摘しています。
TalkSPORTのインタビューの中で、彼はこう語りました。
ケニー・オメガこそが世界一のレスラーだ。ナンバー2は存在しない。インパクト世界王座を保持するリッチ・スワンにしても、(IWGPヘビー級王座 & IWGPインターコンチネンタル王座の二冠を保持する)飯伏幸太にしても、もう二度と出現しないようなレベルに達しているケニーとリングに上がることになってしまう。
ケニーの優れている点は身体能力だけじゃない。思考能力が他のレスラーたちの一歩先を行っているんだ。飯伏幸太は新日本プロレスの枠の中で思考していて、彼の理解はこの枠の中がすべてだ。彼が本当に進化するためには、飛行機に乗る必要があるよ。日本から出て、世界中でタイトルを防衛しないと。ケニーのようにね。
飯伏が抱える問題は、能力の欠如ではなく、イマジネーションだ。彼の持つ世界観は限られている。昔はケニーの親友だったけど、現実には、人生を歩んでいく中で友人を捨てなければならないこともある。古い角質を洗い流すようなものだね。かつての関係は、今の俺とケニーの間には通用しないよ。俺たちは前に進まないとな。
多くのファンがケニーと飯伏の再会を望んでいるけど、それは非常に了見の狭い考え方だよ。まあ、みんな自分が考えたドリームマッチに興奮するものだから、しょうがないけどさ。
ケニーと組んでいるキャリスからここまでの発言が出るということは……。まあ、何かが起こるにせよ起こらないにせよ、今のケニー&キャリスのヒール的な立場から飯伏幸太を語るとこうなるんだな、という感じです。バチバチに意識してるのはケニー側だと思いますが、「かつての関係は、今の俺とケニーの間には通用しない」と言うあたりが良いですね。