2019年3月、新日本プロレスはマイケル・エルガンが退団したことを発表しました。それから約2年が経った今、「彼がなぜ退団したのか」についての情報が飛び交っています。
発端はFightfulの報道でした。新日本内部の情報源によれば、彼は退団したのではなく、実際には新日本から解雇されていたというのです。その人物は理由については明かしませんでしたが、退団後の活動拠点だったインパクト・レスリング内部のエルガンと親しい人物によれば、G1 CLIMAX期間中にタマ・トンガから受けたイス攻撃がきっかけで新日本から去ることを決めたのだそうです。契約は2020年までのものでしたが、自ら破棄したとのこと。
さらに、エルガンはタマを批判し、「彼が新日本で活躍できているのは父親がキング・ハクだからだ」とまで言っているとか……。なんとも焦げ臭い記事でした。
しかし、エルガンはタマへの批判を否定しています。ただ、タマによるイス攻撃が危険だったのは本当だということ、解雇されたのではなく、自ら契約を破棄したことを明かしました。
I believe these are the shots in question https://t.co/uNcR6OaQsT pic.twitter.com/Z3hoM8Qh53
— Super J-Cast (@thesuperjcast) January 19, 2021
エルガンいわく、
- イス攻撃のアングルは本来必要のないもので、事前に話を聞いていなかった。
- イスで背中に攻撃する時は、衝撃を吸収して痛みを和らげることのできる肩甲骨の上部に攻撃するのが正しいテクニック。しかし、タマが最初に攻撃したのは背中の下部だった。
- このことについて尋ねると、「オフィスの誰かからイスを乱暴に扱えと言われた」と返された。
- この危険なイス攻撃により上腕三頭筋と肘を負傷した。
上の動画を見ると、エルガンが肘を押さえているのがわかります。
これを受け、タマはPodcast番組でエルガンを激しく批判しています。
マヌケなマイケル・エルガンはもう新日本に帰ってこない。その理由は、あいつ自身の愚かな過失のせいだ。このバカは新日本と契約していたが、俺たちのスケジュールはかなり忙しい。契約更改のシーズン近づいてきた時、あいつには契約がまだ1年残っていた。でも、このバカは新日本にこう言ったんだ。
「いいか、俺には息子がいる。家に帰り、家族のためにもっと時間を使わないといけない。家に帰らせてくれ」
新日本はレスラーをファミリーのように扱ってくれる団体だ。契約解除を受け入れ、彼を家に帰らせた。その直後、彼はインパクト・レスリングに参戦したんだ。新日本はまあ驚いたよ。「お前何やってんだよ!」ってな。そして、あいつは日本の他の団体のリングに上がった。お前ほどのバカは見たことないよ。お前の過失のせいだ。お前、「タマが俺を新日本に近づけさせない」って周りの連中に言いふらしているらしいな?違う。原因はお前自身にあるんだよ。スケジュールが大変だからって家に帰ったのに、ライバル団体に行くだって?バカだろ。
(イス攻撃について)イスで何度も殴ったな。言われたことをやったまでだよ。あのイスはプラスチックだよ、マイケル・エルガン!俺はグレート・ワーカーだ。あいつ、俺があいつを痛めつけるために野蛮人のようにイスを振り回したとか言ってたってな。違うだろ。俺は腕は外したよ。マットに叩きつけたんだ。マイケル・エルガン、このバカが、怪我をしたように振る舞うなよ。その前から腕にテーピングしてただろうが。弱々しいバカめ。お前は負けそうになるといつもテーピングしてやがったな。一番バカなのはお前だろ。あんなことがあった後も俺はお前の味方をしてやっていたのに。お前が新日本を去る2週間前、新日本の奴らに言ってやったんだよ。お前のバカさが恋しいな、おい。嘘話がよ。楽しかったわ。お前を褒めたんだよ。「彼は才能あるプロレスラーだ、リスペクトしてるんだよ」って。冷静になろうとしたんだ。ファンから「エルガンがタマの悪口を言っていた」と聞いてしまった。それでも、「君たちファンはわかってないな」って思ったんだよ。で、俺はニュースでお前の悪口を読んだわけ。クソバカだな。
泥沼……。エルガンの新日本復帰はないかもしれませんね。
(Fightful)