1995年、IWAジャパンが川崎球場で開催した大会で、「ワンナイトデスマッチトーナメント」が行われました。決勝戦のカードはカクタス・ジャック VS テリー・ファンク。この試合は「大爆発が起こるはずだったのに失敗した試合」として後世に名を残すことになりました。
時は2021年。新型コロナウイルスのパンデミックの最中でも勢いに乗っていたAEWは、PPVのメインイベントに有刺鉄線電流爆破デスマッチを持ってきました。カードはケニー・オメガとジョン・モクスリー。プロレス界を担う2人による試合は、大爆発が起こるはずのエンディングで失敗するという、IWAジャパンが犯した失態を約16年ぶりに再現してしまったのです。
この「事件」について、約16年前の試合に出場していたカクタス・ジャック、つまりミック・フォーリーがTwitterでコメントしました。
悲しいけど、これは現実だ!
1995年、俺も同じ体験をした。モクスリーとオメガには同情するよ。でも、これを「ケニーの失敗」というストーリーとして深く掘り下げ、ミスを認めてはどうかな。そしてこの出来事から学ぶんだ。
SAD, BUT TRUE!
I’ve been there – at the 1995 KOTDM when the exploding ring underperformed.
I feel bad for Mox & Omega, but suggest that @AEW deep-six the Kenny built a crummy ring story, and just admit that mistakes happen…and will learn from this mistake.
Just my opinion. pic.twitter.com/xBEB8q1XPV
— Mick Foley (@RealMickFoley) March 10, 2021
AEWはまさにこの方向で動いています。どのようにうまく転がしていくのか、楽しみですね。2度目の電流爆破デスマッチがあるとしたら、今度は失敗できません。