先月、ジョン・モクスリーがPPV「ALL OUT」(現地時間9月5日開催)で新日本プロレスのトップレスラーと対戦する計画があると報じられました。これはモクスリーからトニー・カーン社長に提案したアイデアだったそうです。
現地時間7月28日に放送されたDynamiteに棚橋弘至がビデオメッセージで登場し、IWGP USヘビー級王座への挑戦を宣言したあと、モクスリーは棚橋を挑発しました。これが2人の対決に向けたストーリーの始まりだと考えるファンは多かったものの、USヘビー級王座を獲得した棚橋は、ALL OUTと日程がかぶっている「WRESTLE GRAND SLAM in MetLife Dome」(9月4〜5日開催)で飯伏幸太を相手に防衛戦を行うと宣言しました。この試合は9月4日に行われます。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、ALL OUTで棚橋とモクスリーが対戦する計画はなくなったそうです。
数週間前、モクスリーは棚橋を非難するプロモを行った。しかし、多くのレスラーの名前を出した今週のプロモでは棚橋に言及しなかったな。その理由は、試合は間近に迫っていると思われていたのに、やらないことになったからだ。基本的には新日本側の事情が変わってしまったからそうなったんだが、いつかは実現するだろう。今じゃない、ということだ。可能性が高いのは、試合に勝つのはモクスリーというアイデアだったんだろう。ただ、US王座で何が計画されているにしても、新日本は棚橋に負けてほしくなかった。
モクスリーはALL OUTで誰と戦うのでしょうか?新日本のトップレスラーと、という計画が生きているのであれば、WRESTLE GRAND SLAMに参加しないレスラーと戦うことになるのでしょうが……棚橋と戦うことを前提に動いていたのであれば、計画ごとお蔵入りになった可能性もありますね。