約7年ぶりにプロレス界へ復帰したCMパンク。PPV「ALL OUT」で行われた復帰戦の相手は若きスター、ダービー・アリンでした。
AEWは、組み合わせの良い「将来有望なスター候補とレジェンド」をセットで売り出す戦略を取っています。ケニー・オメガが言うところの「視聴者は人気者を見て興奮し、新顔を見てフレッシュさを感じられる」という効果を狙っているのでしょう。MJFはクリス・ジェリコ、ジャングル・ボーイはクリスチャン・ケイジ、そしてダービーはスティング。復帰戦に勝利したパンクはダービー&スティングと握手し、健闘を称え合いました。
アナウンスチームの一員として活躍中のトニー・シヴァーニと女性レフェリーのオーブリー・エドワーズは、パンクとの試合がアリンのキャリアに与える影響を考察し、次のように語っています。
トニー:「CMパンクはダービーの歩みを一歩後退させた」なんて言ってる人がいるけど、違う。「CMパンクがダービーに勝った」だよ。あと、わからない人にはわからないだろうが、勝ち負けは重要じゃない。あの夜、パンクはダービーのスター性を高め、キャリアに彩りを加えたんだ。[…]彼のような知名度の高いベテランと若いレスラーが一緒に仕事をすることで、みんなが得をするようになってるんだよ。勝ち負けの問題じゃない。
オーブリー:スティングも同じことをしてるよね。AEWに来てすぐにダービーと親しくなり、「俺は父親だ」なんてジョークを言ったりして。これは意図的なことでしょ?ダービーを正当な後継者の1人として育ててるんだよ。
現地9月24日放送のRampage: Grand Slamで、パンクはTeam Tazのパワーハウス・ホブスと戦います。これから続いていくかもしれない「タズや彼が率いる若手たち」との絡みにも注目です。