AEW世界王座のチャンピオンとして活躍中のケニー・オメガ。次週のDynamiteでは、ブライアン・ダニエルソンとのドリームマッチが実現します。
ケニーがチャンピオンになった後、団体にはポジティブな出来事がたくさん起きています。最近では、ダニエルソン & アダム・コール & ルビー・ソーホー(ルビー・ライオット)が入団したり、鈴木みのるが当たり前のようにDynamiteに出ていたり、PPV「ALL OUT」のPPV売上数が驚異的な記録を打ち出したり、Dynamiteのキー層視聴率がWWE・RAWを上回ったり…。どれもすごいことばかりです。その中心にいるのがケニーだなんて…。すごい話ですね。あのブライアン・ダニエルソンのAEW初の抗争相手がケニーなんですよ。
Adam’s Appleのインタビューに応じたケニーは、いくつかの話題について語りました。
好調Dynamite
Dynamiteの視聴率・視聴者数は絶好調で、WWEの尻に火をつけている状態です。AEWの勢いを象徴する番組と言えるでしょう。
Dynamiteの特筆すべき点は、アメリカのテレビ業界で最も重視される年齢層、18〜49歳の視聴率が高いこと。NXTとウェンズデー・ナイト・ウォーズをやっていた頃からこの年齢層の成績でNXTに差をつけていましたが、先週はついにRAWの数字を上回ってしまったのです。
この好調ぶりについて、ケニーは次のように語っています。
我々の番組に出るレスラーは多種多様だ。まだ名を知られていない新顔から、ダニエル・ブライアン、アダム・コール、CMパンクのような人気者まで、いろんなレスラーを混ぜている。世界的なテレビ番組でこういう演出をすると、視聴者は人気者を見て興奮し、新顔を見てフレッシュさを感じられる。
会場にいる時は「最高のパフォーマーでありたい」といつも思っているよ。常にベストを尽くそうとしているし、可能な限り最高の番組をみんなに見てもらいたいし、他と違う存在でありたいんだ。だから、他の団体のことを「競争相手」とは思っていなくてさ、俺たちは選択肢の1つなんだ。他とは何かが違う、新しいものを見たい時にチャンネルを合わせる存在だよ。
ブライアン・ダニエルソン & アダム・コール
ブライアンとコールはWWEからAEWに移籍してきたレスラーですが、2人ともWWE入団前にインディシーンで大活躍したという共通点があります。ケニーは2人と同じ時代を生きてきました。
2人との再開について、彼はこう語っています。
俺にとって、彼らは古い顔なじみだ。一緒に成長し、一緒にインディ団体で試合をし、ツアーをしていた。何だろうな、高校の同級生みたいなものかもね。4・5年前まで一緒だったコール、10年前に一緒だったブライアンと一緒に仕事ができるなんて素晴らしいことだよ!
憧れのカート・アングル
以前、WWE殿堂入りレスラーのカート・アングルは「ケニーと戦いたい」と発言していたことがあります。
俺にとってはドリームマッチだよ。ケニーはとんでもない才能の持ち主だと思うし、日本での活躍を見て「こりゃすごい、信じられない」と関心したんだ。AJスタイルズに似ているよね。飛べるし、グラウンドワークもできる万能なレスラーだ。
ケニーも気持ちは同じです。アングルについて、彼は次のように語りました。
カート・アングルと試合をする機会を逃してしまったような気がしているんだ。俺にとってはドリームマッチだよ。彼は史上最高のレスラーの1人だと思っててさ。特に、俺がリング上でやろうとしていることや、リアルなスポーツを取り入れようとしている点で別格の存在だ。あんなに何でもできる人はもう二度と現れないんじゃないかな。