2019年の「Hell In A Cell」を覚えていますか?メインイベントはセス・ロリンズ VS ”ザ・フィーンド”ブレイ・ワイアットでした。
この試合は色んな意味で話題になりましたね。赤い照明のせいで2人が何をやっているのかよく見えないし、内容も何がなんだか……。反則でノーコンテストだし。一般的な評価は最悪の一言で、Cagematchのユーザーレビューは10点満点中0.91点、レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーの星取りはマイナス★★でした。
Broken Skull Sessionsに出演したロリンズは、「自分のビジョンとリング上でやらなければならないことがかけ離れていた」ことを告白し、試合後は怒りが爆発しそうになっていたことを明かしました。
あれから1年半も経っているからポジティブに考えられるようになったけど、あの時はもうさ、バックステージでビンス・マクマホンの首を締めそうになったんだよ。本当だ。タイソン・キッドが俺を止めてくれた。
ビンスの目をじっと見たよ。彼は椅子に座ってた。お互いに見つめ合ったよ、無言でな。彼が出ていった後、当時のRAWでディレクターを務めていたポール・ヘイマンと座って話をしたんだ。あの時は俺のほうがポール・ヘイマンっぽくなっちゃったな。
翌日、ビンスのオフィスに行ったら、彼は前よりも落ち着いた感じでそこにいた。俺から「話し合おう。あんなことはもう二度と起きちゃダメだ、ここでなにをしているのかを考えなきゃダメだ」と言ったよ。[…]あの試合が俺たちの思い通りになっていれば、こんな評判にはなってないと思う。
緊張感が伝わってきますね。大変だ…。
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