WWEの最高責任者としてプロレス界を牽引するビンス・マクマホン。この業界で最も強い影響力を持っている人物であることは疑いの余地がありません。
しかし、近年のプロレス界では、AEWのトニー・カーン社長の存在感が強まっています。団体の成長、CMパンクやブライアン・ダニエルソンといった大物レスラーたちの入団、ウィークリー番組の18〜49歳のレイティングがRAW・SmackDownを上回るといった驚くべきニュースは、彼の手腕を象徴していると言っていいでしょう。WWEとは異なり他団体との交流にも積極的な姿勢を示していることや、根っからのプヲタであることもよく話題になりますね。
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WWEの最高責任者ビンス・マクマホンは団体内で最も強い発言権を持っています。彼が「ダメ」といったらそれはダメ。番組の放送開始があと数時間後に迫っているような状況でも、その日の台本が...
AEWで実況アナウンサーを務めるジム・ロスは、AEW・DynamiteとWWE・NXTの間で繰り広げられ、AEWが勝利したテレビ戦争「ウェンズデー・ナイト・ウォーズ」を振り返り、ビンス・マクマホンがどういう男なのかを語っています。
彼は毎週水曜日の夜にケツを蹴り上げられるのが嫌だったんだ。Dynamiteは毎週ではないにせよ、ほぼ毎週勝利していた。ビンスにとっては1勝するのもやっとだったんだよね。彼はとても競争心が強い男で、プロレス界は自分のものだと思っている。ゴッドファーザーなんだ。そのことを俺は理解しているし、彼の競争心をリスペクトも評価もしてるよ。
少しプレッシャーがあったほうがいい仕事をするタイプだし、そのことは歴史が証明しているはずだ。そういう状況では人が変わったようになるんだよね。
WWEはAEWの成功をそれほど高く評価しているわけではない、という報道もありました。しかし、ビンスにとって若いトニーは嫌な存在でしょう。競争は業界を活性化させますし、全力で潰しにかかってほしいです。
(SESCOOPS)
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